睡眠と肩こりの関係とは?
「朝起きたらなぜかいつも肩が凝っている」という方は、意外に多いのではないでしょうか。朝から肩が凝ってしまっては、仕事にも家事にもなかなか集中できませんよね。ではなぜ朝から肩が凝ってしまうのでしょうか?その原因と対策を知っておきましょう。
肩こりになる原因とは?
首や肩に負荷がかかるような仕事や家事の仕方だと肩が凝りやすいと言われていますが、睡眠から目覚めたときに肩が凝っているのは、寝ているときにそれと似たような状況に陥っていることが考えられます。
まず一番に考えられるのが、枕が合っていないということです。高さ、硬さが合っていないことで肩や頭に負担がかかってしまい、朝起きたときに肩がガチガチになってしまっているのです。
さらに枕の素材も重要です。人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかいていると言われています。深い眠りに入るときには体温を下げる必要があり、汗をかくことで体温を下げていくからです。
この汗の処理ができない素材の枕では快適な眠りは叶いませんので、吸湿性、発散性に優れた素材にこだわることも必要なのです。
寝ているときの姿勢が問題?
枕の高さや硬さの他に考えられるのが、寝ているときの姿勢です。
寝ているときには、一定の箇所に常に体重がかかり続けているので、寝ている間に何度か寝返りを打たないと血流が悪くなってしまい、肩こりや腰痛の原因となってしまいます。
特に、「横寝」の方は肩こりを引き起こしやすいと言われています。横寝とはどちらかの肩を下にして横向きになって寝る姿勢のことですが、肩を下にして寝ることで肩周辺が圧迫され、血行不良や末梢神経の圧迫により、肩こりが引き起こされてしまいます。
肩こりのリスクを軽減するためには、横寝よりも、上向きで寝ながら適度に寝返りを打つことが大切です。
自分に合った枕を選ぶ方法について
枕が合っていないことで肩こりを引き起こしている方は、タオルで高さを調整したり、枕を替えたりすることをおすすめします。
選び方の基準としては、まずは「高さ」。枕の高さとして最適なのは、仰向けになって首が15度くらい前にかたむく高さです。この角度は脊髄が曲がりにくい角度なので、首や肩への負担が少なくてすむのです。
そして、横向きになり、顔の中央と首、背骨のラインが一直線になるかどうかを確認して選ぶようにしましょう。
また、枕には寿命があります。低反発ウレタン素材は半年~3年程度、そばがら素材は半年~1年程度だと言われています。寿命が過ぎたものを使い続けていては快適な睡眠は得られませんので、定期的に枕を買い替えるようにしましょう。
自分にあった敷布団を選ぶ方法について
敷布団を選ぶときには、硬すぎないものを選びましょう。薄くなってしまったせんべい布団や、柔らかすぎて身体を支え切れない敷布団では肩こりが悪化してしまいます。
柔らかすぎない硬めのクッションで、体重が特定箇所に集中しないような体圧分散力に優れた敷布団がベストです。
特に、肩部や臀部など身体の出っ張りが沈み込むような設計になっている敷布団やマットレスであれば、肩こりのリスクを軽減することができるでしょう。
朝起きてすぐに肩こりを感じるようでは、気持ちよく一日のスタートを切ることができませんよね。枕や敷布団が合っていないと感じる方は、枕の高さを合わせる工夫や、買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。
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